2022年10月19日、弊社社長 細川武紀 が「多摩大学II」長島剛教授、野坂美穂准教授の授業のゲスト講師として登壇しました。
「多摩圏の物流~多摩圏の企業・行政を理解する~」というテーマで同大学の学生を対象に講演を行いました。
会社の社長のありかた、会社と社会の関係、事業の詳細などについてお話しいたしました。
聴講された学生の方々から、たくさんのコメントをいただきましたので、抜粋を掲載させていただきます。
- 物流は、今や人々の生活にとってごく当たり前のものであり、必要不可欠なものである。モノが製造され消費者に供給されるまでの時空間に必ず発生するサービスである。また、物流業界の規模も拡大しており、運輸業界全体の約70%を占めている。そして、需要が大きくなれば、より多くのことを実現し、改善する必要があると思う。
- 現場力のお話で、会社がよくなるようにまずは顧客の目線で考え、どのようにすればよいかをあらかじめ把握して設定しておき、やるべきことを明確にしておくことで顧客満足度を上げるプロダクトポートフォリオ分析のような方法は、とても重要であると思いました。また、運輸会社に限られた話ではないと思いますが、情報化が進んだ現代では情報を取り入れる強さがとても重要で、将来力を活かすために情報スキルを上げておきたいと思いました。
- 「東京システム運輸ホールディングス」が50年以上続く理由としては、細川さんの話を聞く限り、変化する現代社会において自社の変化を恐れないことだと思います。今後、自分が描く未来を叶えるためには、変化を恐れず物の見方を大きく変える必要があると思いました。
- 特に印象に残ったことは、『些細な気持ち1つで見方が変わる』といった所のスコトーマ(心理的盲点)であり、無意識的に見落としてしまう部分があるといった話を聞き、私自身も今までの中で大事なところを見落としてたことが多くあったかもしれないと心に残りました。他には、買い手よし、売り手よし、世間(社会)よしなどの接客マナーとしてこの3方よしといった言葉が表されていたことが理解でき、これを貢献しないと維持できないという意味も印象に残りました。他にも、5方よしや10方よしなどといった言葉があり、それぞれビジネスに関する意味であることも理解出来ました。さらに、印象に残ったことは、会社の社長についてです。話を聞く前の社長は会社で一番偉い人というイメージが一番でしたが、話を聞いた後は、何か問題が起きてしまった時は1番の責任者である社長だということがわかり、最も大変な業務をこなしていることがわかりました。
- 今日の講義を通して、運輸や運送などについて前よりも考えを深めることが出来た。例えば物流業をやることによってかかる費用が思ってたよりも低コストで始めることができ、その他に個建て料金やカスタムにお金がかかることがわかったり、運送業でもオリジナリティを大切にして、細かい包装などにもこだわることで他の業者との差をつけることが大事であることを学んだ。これは他の仕事でも同じであると思う。全て他と一緒ではなく、新しく何かアイディアを出すこととそのタイミングがどの仕事にも大切であると思う。
- 東京ロジファクトリー様のお話を聞いて、これまで広すぎて掴めなかった「運送業」というものがどんなものなのか理解できました。まず、運送業とはどんな業務内容があるのか、ドライバーぐらいしか想像できなかったのですが、関連する営業職や梱包作業など実際の業務内容の紹介映像を見せていただいたことで、業務内容を知ることができました。また、近年のネット通販需要の増加により、女性のドライバーの方が小さな車で運ぶことが増えているということを聞き、ドライバーというとどうしても力仕事で、大きなトラックを使い、大量の荷物を運ぶというイメージがあったのですが、いろいろな業務形態があるのだと考えを改めることができました。
- 運輸業について話を聞くことが出来てとてもためになることや多くの発見があった。まず私が驚いた点は、最初の商品が注文されて私たちの手元に届くまでの過程の動画見た時の梱包の様子を見て驚きました。それは梱包をみんな従業員で手作業で行っていたからです。私は今まで運輸業の過程のでの作業はほとんど機械によるもので進めているのだとばかりおもっていました。なぜなら、今やネット注文やインターネットでものを買うことのサービスが進んでいる中で多くの受注を受けさばいていくのは人の手では限界があると思っていたし、機械の方が圧倒的に効率が良いと考えていた。しかし、実際は人の手で梱包作業を行なっているのを見てみてそれはとてもスピーディーであったことにとても驚いた。
- 最近はネットでの買い物が増えていて、特にコロナ禍で増えているので配達などが以前よりも身近にあると感じます。私もコロナ前はほとんどネット通販を頼んだことがありませんでしたが、自粛期間などで外に出るのがなかなか難しいからと一度頼み、あまりの便利さに感動したのを覚えています。動画を見て、梱包の作業のムダのなさにとても感心しました。
- 東京ロジファクトリーのお話を聞いて、物流は世の中に必要不可欠なものだと思いました。現在の日本では、高齢化社会が進んでいき大きな問題となっています。買い物などにいけなくなってしまった高齢者は食料品を家まで配達してくれるサービスを利用している方も多くいると思います。家族などが食料を買って届けてあげるにも限界があると思います。そのため、数日で頼んだ食料、また食料だけでなく日用品を届けるには物流の発達が欠かせないと感じました。また、届けるために、一つの企業が努力しているのではなく、高品質を保つ保管システムや物を安全に運ぶ運送業など、一回の物流のために、多くの業界が携わってることに驚きました。
- 物流業界で活かすことができる知識と能力に驚きを持ちました。物流と聞いて、物を運ぶことのみが仕事というイメージをもっていました。ですが、美術や情報、財務やマーケティングといった他にも様々なものがあり、多くのことで物流という仕事が成り立っていると気付きました。企業理念である誠実と信頼は、まさに関係性マーケティングであると考えました。ビジョンがある上で、経営者のバランスがとれた組織であり、先読みの力や経営戦略の理解が滞りなくできているからこそ成り立っているものだと学びました。
学校法人多摩大学 長島剛教授ブログ
https://oyazipan.com/tokyosystem/
多摩大学産官学民連携HP
https://t-collabo.com/news/guest-18/